最近読んだ本を紹介する①~ビジネス書系~

ビジネス

前書き

最近新しい仕事でも始めようかなあと思って本をたくさん読むようになったので、せっかくだから読んだ本の紹介やレビューを書いてみようと思います。

 

本紹介

マーケティングについて永井孝尚先生に聞いてみた(Gakken)

マーケティングについて永井孝尚先生に聞いてみた(Gakken)
★★★★★

一言感想「面白いし勉強になる。万人におすすめ」

マーケティングについてあまり勉強したことがなかったので、なにかいいものがないかなあと思って本屋を探していたところ、ポップなデザインでパッと見の内容が一番簡単そうだったので購入。

結論から言うとめちゃくちゃよかった。

マーケティングの理論を実際の有名企業の事例に当てはめて解説する形になっていて、右ページに文章、左ページは図説の形式。文章でわかりにくい部分は適切な図で補っているのでわかりやすいし、実際の企業ではこういう風に使われています。という事例解説が豊富でとても勉強になる。

ただ一応付け加えておくと、内容がわりと本格的かつ実践的なので、最初の「内容が一番簡単そうな本」というイメージからはちょっとズレてたかもしれない。もちろん悪い意味ではないので、企業系のマーケティングを勉強したい人ならおすすめ。ただし、ウェブマーケティングに関する記述はほとんどないので、そこは期待しないほうがいいかも

 

みんなの経営学(日本経済新聞出版社)

みんなの経営学(日本経済新聞出版社)
★★★☆☆

一言感想「無駄にボリュームが多いような……」

ブックオフを徘徊していたときに、なんとなく見つけて300円だったのでなんとなく買った本。経営学を単なる理論じゃなくて実践と結びつけて考えよう、というコンセプトで、まあ暇だから読んでみるかぁくらいの気持ちで購入。

内容としては、コンセプト通り経営学を実際の事例というか……応用場面に結びつけて解説していくものなんだけど……正直、一通り読んだのになにが書いてあったかあんまり覚えていない。

文字がぎっちり詰まった300ページの中で色んな理論を解説してるんですが、わりとアカデミックな雰囲気なので、学者じゃなく読者の身としては不要な説明が多く、その結果、今なんの話してるんだっけ……? と内容を見失うことも多かった。

今パラパラと見返してみても「この章はこれについて書いてある!」っていうアウトラインがわかり辛い。不要な部分を削ぎ落として200ページくらいにまとめてくれるならもっと読みやすかったと思う。役に立つ部分はあるので、読まなきゃよかったとは思わないけど、300ページかけてまで読むものではないかなあという印象。

 

コンサルが最初の3年間で学ぶコト(ソシム)

コンサルが最初の3年間で学ぶコト(ソシム)
★☆☆☆☆

一言感想「最近読んだ中で一番ひどい本」

本屋で見かけて、この本色んなところで見るよなあと思い、気になっていたので購入。読んでみてビックリ。こんなひどい本が現代において出回ることがあるなんて……。

内容としてはコンサル業界にいた著者が、その頃教わったあれやこれやを読者に教えていくというものなんだけど、

・そもそも内容が意味不明
・ノリが痛々しい
・言葉の定義が不明瞭
・日本語の間違いだらけ
・当然誤字脱字もひどい

などなど、理由を挙げたらキリがない……。
特に最初の100ページまでなんて深夜テンションで書かれたラブレターですか……? ってくらい何言ってるかわからない。セクシーなプロセスがどうこうとかいう進次郎語録みたいな言葉に始まり、具体的に例を挙げて説明しますねーってパートの例が全部「ブラジリアン柔術」。

誤字脱字は資料の信用を一気に落とすので、絶対にするな! なんて偉そうに書いてあるのに、本自体が誤字脱字のオンパレード。そして誤字脱字以前に日本語がおかしいところも山ほどある。仮にそれらすべてに目をつぶったとしても、文章の構成自体がヘタクソなので、結局なにを言ってるのかわからない。

一体どうやってこの本がそんなに売れてAmazonで★4以上獲得してるのか……。
この本を買う人はAmazonの低評価レビューをよく見てほしい。そこに書いてあることが全部正しい。

もし身近にこの本を読んで絶賛している人がいたら距離を置いたほうがいいとすら思う。ここ最近読んだ中で一番ひどいので、怖いもの見たさで買ってみたい人は是非どうぞ。

 

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