深層春組(深層組)2024年3月のデータを分析してみた

統計・データ分析

はじめに

今回は界隈の方々には色々な意味で有名なVtuberグループ「深層組」の箱内グループ(?)「深層春組」と呼ばれる方々について、2024年3月始めから3月終わりまでのデータを分析してみました。

有名ゲーム実況者ガッチマンさんとのコラボで波に乗っている刺杉あいすさんを筆頭に、各メンバーのチャンネルにどのような特徴があったのかを様々な観点からまとめています。

注意
これらのデータは私が趣味として勝手にまとめたものです。人によっては見たくない内容も含まれている可能性がありますので、内容について聞かれてもいないのに本人たちに教えたりはしないようお願いします。

対象メンバー(敬称略)
深層春組(刺杉あいす、わからせちょろ、数内あたる、甘神すう、飛出ぴょこら)

対象データ
主に2024年3月1日〜2024年3月31日までのYouTube登録者数及び配信数(一部全期間での活動データ)
(今回の分析では、配信以外の「動画」やYouTube以外での配信はデータから除外しています)

主な分析内容
・1か月における登録者の増加率
・配信1本あたりの登録者増加数
・全活動期間における1日あたりの登録者増加数
など

簡単な結論

・大型コラボなどもあり勢いのある刺杉あいすさんがあらゆる指標でダントツ1位or上位
・数打あたる、甘神すう、飛出ぴょこらさんについては傾向の違いはありつつもほぼ横並びで順調
・わからせちょろさんは伸び悩み傾向

分析の詳細

データの概要

 

こちらは今回の分析のために用意したデータの内容です。
・月初登録者数(3月)……2024年3月始めの累計登録者数です。
・月末登録者数……2024年3月終わりの累計登録者数です。
・登録者増加……月初登録者から月末登録者を引いて、この1か月で何人の登録者が増えたかという数字です。
・月初からの増加率%……月初から月末までに登録者が全体の何%増えたかの数字です。
・YouTube配信数……対象月のYouTubeでの配信数です。
・登録者増加/配信数……対象月の配信1回当たりの登録者増加数です。
・デビュー経過日数(3月末まで)……2024年3月末でデビューから何日経ったかを計算した数字です
・累計登録者/経過日数……活動全期間で1日当たり何人の登録者が増えたかという数字です

結果のグラフ化と各メンバーの傾向

ここからは、データをグラフ化して、各グラフから読み取れるメンバーの特徴を見ていきます。

月初登録者数と月末登録者数の比較

こちらは、3月始め(青)と終わり(赤)の登録者数の比較です。
登録者数は刺杉あいすさんが1位となっています。次いでわからせちょろさん、数打あたるさん、甘神すうさん、飛出ぴょこらさんの順になっており、飛出ぴょこらさんの登録者がかなり少ないのですが、彼女は春組の中でもデビュー日が一番遅く、特に刺杉あいすさん、わからせちょろさんとは半年以上も差があるため、登録者の絶対数が少ないことに問題はありません。

また、以下の月初からの登録者増加率のデータを見るとわかるのですが、ぴょこらさんの登録者増加率は刺杉あいすさんに次いで2位で、3位以下にも大差をつけています。

登録者増加率のデータ

刺杉あいすさん9.3%、ぴょこらさんが7.1%。他のメンバーは3〜4%程度。また割合ではなく増加の絶対数で見てもダントツは刺杉あいすさんですが、次点は500人越えのぴょこらさんとなっています。

登録者の増加数

このことから2024年3月のデータでは、刺杉あいすさんが大きく伸びており、割合でも絶対数でも飛出ぴょこらさんが2番目に伸びていると言えそうです。一方、わからせちょろさん、数打あたるさん、甘神すうさんについては、ここまでのデータで大きな差は見られません。

強いて言えば、登録者数が2番手のわからせちょろさんの登録者増加数が数打あたるさんや甘神すうさんと同じ400人前後なため、相対的に成長度合いが少し低くなっているのが気になります。

このあたりに関連して、次のデータを見てみます。

配信一回あたりの登録者増加数

 

こちらは配信1回に対して登録者が何人増えているかというグラフです。1位は数打あたるさんで、1回の配信で60人近くの登録者を増やしていることになります。ただし、この数字はあたるさんのYouTubeでの配信回数が他と比べて極端に少ないことに起因します。(この月メンバー全体では平均約19回の配信があったのに対し、数打あたるさんは7回)

数打あたるさんの場合YouTubeでの配信以外に、動画の投稿やTwitchでの配信も定期的に行っているため、YouTubeでの配信数だけを対象としたこのデータだけを見て登録者増という意味での配信効率がいいかどうかはわかりません。

一方刺杉あいすさんとわからせちょろさんは、二人とも配信をほぼ1日1回のペースで行っています。刺杉あいすさんは配信1回あたりの増加数で高い水準を維持していますが、わからせちょろさんのほうはかなり厳しい状況と言わざるを得ません。

現状、わからせちょろさんの配信1回当たりの登録者増加数は他メンバーの半分程ですが、配信頻度が他メンバーの2倍程度あるため、月あたりの登録者の増加数という意味では他メンバーと変わらない水準を維持できているという状態になります。

では最後に、各メンバーの活動日数1日あたりの登録者数を見ていきます。

各メンバーの活動日数1日あたりの登録者数

こちらは活動全期間での登録者数を活動日数で割った数字となります。これを見ると、やはり1位は刺杉あいすさん(平均一日50人増)ですが、他メンバーとの間に他の項目ほど大きな差はついていません。

刺杉あいすさんの活動期間はこの時点で381日とわからせちょろさんに次いで2番目の長さですので、最近の人気の爆発が、まだ活動全期間で見るとそれほど反映されていないことがわかります。ただし、今の勢いがそのまま続けば、数か月でこの数字も一気に変わってくるでしょう。

一方、登録者数の増加率が2番目だったことなどで話題に上げた飛出ぴょこらさんですが、実は活動期間全体で見ると、登録者の伸びは他メンバーとそう変わらないことがわかります。つまり、最近までは伸びがイマイチだったが、なにかのきっかけで3月の前後から一気に登録者が伸びてきた。という解釈ができるかもしれません。4月以降の結果次第ではこちらも一気に伸びる可能性があります。

またやはり気になるのはわからせちょろさんで活動日数が435日と1番長いことと、登録者の増加数が少ないこともあってか、1日あたりの登録者数は他メンバーと比べ少なくなっています。

以上で今回の分析は終了です。以下はデータからわかった各メンバーのまとめです。

各メンバーのまとめ

刺杉あいすさん

刺杉あいすさんはすべての項目で高水準な伸びを見せており、現在の勢いが数字でも証明された結果になりました。個人的な考えを言えば、このことは大型コラボというきっかけはあったにしろ、配信頻度もトップで愚直にホラーゲームを続けてシステムの内部評価を上げた結果であるため、この勢いは今後も続いていくと思われます。

数打あたるさん

今回の分析ではYouTubeの配信だけを対象にデータをまとめたため、多方面で活動しているあたるさんの分析を正しく行うことができませんでした。しかし、YouTubeでの配信が少ないのにYouTubeでの登録者を他と同じだけ集めているということで、本人の配信者としての地力の高さが伺えます。

またチャンネル内も新規が回遊しやすいマシュマロ雑談配信などで統一感があるため、安定してファンを作る戦略が見事にはまっていると感じました。

甘神すうさん

単体のデータでの言及はありませんでしたが、実は甘神すうさんは突出こそしていなかったものの、すべての項目で優秀な数字を出しており、一番バランスが取れた結果となっていました。特に活動日数に対しての登録者数の伸びは2位。1配信あたりの伸びも、データの都合上実態のわからない数字となっているあたるさんを除くと刺杉あいすさんに次ぐ2位となっています。

安定して高い再生数を出す超美麗や、小バズ企画を数多く作り出しており、再生数のばらつきを検証してみると他のメンバーとは違った傾向が見つかりそうです。

飛出ぴょこらさん

ぴょこらさんの場合はチャンネル登録者の増加率という点で明らかに他のメンバーより優れており、これからの人気上昇を予感させる結果となりました。私は完全アーカイブ勢なのでよく知らないのですが、どうも同接がとんでもなく高いという噂を聞いたり聞かなかったりするので、その辺も検証できるツールがあったら調べてみたいです。

わからせちょろさん

今回の分析では、客観的に見てちょろさんの伸び悩みは否定しづらいという結果になりました。恐らくこれは、「ポケモン」という競争率が非常に高く、深層組リスナーの年齢層にも刺さりにくいコンテンツをメインにしているからかと思われます。

とはいえ、これからの深層組やちょろさん自身のチャンネルの成長でポケモンの検索上位を取れるようになれば、巨大コンテンツからの新規流入を狙えることにも繋がるため、今後の活動にも注目していきたいです。

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