ブラックフライデーでChromebook C425TAを買った。
つい先日Amazonのブラックフライデーなるものがあり、かねてから欲しいなあと思っていたノートパソコンを見ていたところ、普段は3万4000円前後のクロームブック(ASUS Chromebook C425TA)なるものが2万7000円ほどで売っていたので思い切って購入しました。
商品ページこちら
(なおブラックフライデー中は4万円くらいに値を吊り上げて割引額を大きく見せてた模様)
というわけで、せっかくなのでこちらのクロームブック、二週間くらい使ったり使わなかったりした結果のレビューをしたいと思います。
結論
日本人は英語キーボード不便すぎるから買うな
ぶっちゃけ機能面はとっても優秀
はい、まずこのC425TA、性能は申し分ありません。私がこの商品いいなあと思ったのはメモリが8ギガあるところ。同価格帯だとメモリは4ギガが普通だったので、8ギガあるのはすごい。実際今のところ、googleドキュメントでごちゃごちゃテキスト書いたりするのに性能面で困ることはありません。
タッチ液晶もパッド(?)も感度がいいので簡単な作業はマウスなしでも十分です。
Google ドライブとの同期も便利です。ネット環境さえあればメインPCで書いたシナリオをそのままクロームブックで編集できます。
オフラインだと役に立たないという意見もありますが、シナリオ書くだけなら十分。ドライブと同期させたければ作業始めと終わりだけテザリング使えばいいし、テザリングしっぱなしてでもデータの通信量はかなり少ないらしい。
ストレージは64ギガとかなり小さめですが、microSD使えるので問題なし。
え? 全然いいじゃん。
はい全然いいです。メチャクチャ快適です。
性能・機能面は……
だがしかし……これだけのいいところをすべて台無しにするのが「英語キーボード」の存在。
事前情報で、英語キーボードが使われていることは知っていたし、それでもブラインドタッチができればそんなに困らないよーというレビューを見ていたので、大丈夫だろうとタカをくくっていたのですが……これはダメだわ……。
記号が打ちづらいのよ
まず、「ブラインドタッチができる」の普通の基準って、ローマ字入力で日本語の文章が打てるって程度だと思うんですよね。でも、例えばよく使う記号、%、&、()こういうのって、大体の位置はわかっていても、目で見て確認する人がほとんどだと思います。
ところが、日本語入力の場合、英語キーボードは印字と実際に出てくる記号が違うことがよくあります。そのせいで間違ったキーを押すこと多数。
特に()なんて閉じ括弧の印字キーを押すと開き括弧が入力みたいに、ややこしいズレ方をしているものもあるから、メチャクチャストレスが溜まります。
アンダーバーが打てない
個人的に最悪だと思ったのは、_ _ _ _ _このアンダーバーが打てないこと。英語キーボードで日本語入力・英数入力の設定だと、アンダーバーに割り当てられるキーがないんです。
なので、アンダーバーを打ちたかったら
- どこかからコピーする
- 日本語の辞書登録で「あんだー」→「_」と変換できるようにする
- 日本語英数入力ではなくUSキーボードなどに切り替えて入力する
という死ぬほど手間な選択肢から選ぶ必要があります。
私はプログラミングをかじっているので、アンダーバーはメチャクチャ使うし、このためだけに、英数入力はUSキーボードにしようかな、とすら考えている始末。
メールアドレスにアンダーバーが入っている方は本当にお気の毒です。
ていうかそもそものキー配置悪すぎない?
まあでもアンダーバー自分はそんなに使わないし、日本語の文章が打てればオッケーよ。と思っている方、甘いです。
このキーボード。日本語入力すら死ぬほどやり辛い。これは英語キーボード関係あるのかわかりませんが、キー配置を見ると、まずshiftがあって、その上にそれと同じようなサイズのエンターキー。さらに、その上になんか記号のキー。そして、その上にバックスペース。
この配置のせいでなにが起きるのかと言うと、エンターやバックスペースを押すときに、その上下のキーと間違えるんですよ。しかもエンターやバックスペースって非常によく使うからこれでいちいち作業が中断されるのは本当にストレスです。
というわけで、
英語キーボード←最悪
そもそもの配置←最悪
という二重苦……。慣れたらなんとかなるのかな……? いやでも、アンダーバーだけはどうしようもないしなあ……という感じです。
その他の悪いところ
その他に関しては、大体他のレビューで言われているとおりです。
重い ← 確かに片手で持つにはちょっと重い。でも許容範囲
角度によってはキーボードの印字が見えない ← マジで全く見えません。マジックみたいに消えます。
若干のカクつき ← グーグルドキュメントで文章を打っていると自動保存のせいで、ほんのちょっと遅れがある。少し気になる
他の人があまり言ってないこと
日本語の変換時、どこを変換しているのかわからない ← これはクロームブックというかgoogleの仕様っぽい。まあどっちにせよ文字書きにはしんどい。
グーグルドキュメント開いて一発目、なぜか日本語が打てないことがある ← 開き直せばいいんだけど、まあめんどい
画面眩しい ← デフォルトの状態だと画面の白色がめっちゃ眩しい。明るさ調整はできるけど、なんかそういう問題じゃない。ブラウザのテーマを変更することである程度対処はできます。
反射がすごい ← 画面がすっごく反射します。そういうの防止するフィルムでも貼ればいいんだろうけどめんどくさいよね。あまりに反射してたので、サムネの画像とかもわざわざぼかしを入れてます。
辞書登録がめんどい ← 設定開いて詳細設定開いて、言語設定開いて、日本語キーボードの小さい矢印押して辞書登録開いて…………いや、右クリックでさっと飛べるようにしてくれや
改めて結論
という感じで、性能面は申し分ないです。悪いところもあげつらったけど、そこまで大きな問題じゃない。ただしキーボード、これだけは別。結論としてはこいつのせいで、非常に使いにくいです。普段から英語キーボードを使っている人や、あるいは英語メインで生活してる人にはおすすめしますが、日本語メインで使用するにはやっぱりおすすめできない。
メインPCとして使い込むなら慣れでなんとかできるのかもしれないですけど、サブPCとしてストレスなく使うのであれば、もうちょっとお金出してwindows系のを検討したほうがいいんじゃないかなあと思います。
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